お前が望む物だろ…

引用元: 死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?265


こないだ見た夢の話を

俺と男が2人、女が1人の4人でとある都心を歩いている
都心と言うに相応しくない小綺麗さに人通りが皆無な大通り
目に止まるのは大層な冠婚葬祭を一挙に受け持つだろう式場と思われる建物
取り立てた会話もなく街を歩く

名前は分からない、ただその女と俺は親しき仲らしい
セミロングの黒髪にピンクのワンピース姿、20歳前後
男の人はジーパンに革ジャンを羽織る天パの高身長
もう一人は好青年の鑑と言える様相の無口な印象
それぞれ20歳前後

しばらく歩けば突然と物音なかったその場に騒音が響く
大通りに車が現れた
気付かなかったのではなく、ほんとに突然現れた
訳が分からない
しかし俺以外のメンバーは顔色一つ変えない
ただしばらくして事件が起こる
天パの男が発狂する
突然の奇声に事態の把握が出来ない俺
切羽詰まった顔になり動揺が表情に出る好青年
キャーッとつられて叫び例の式場へと駆け込む女
女を目で追う間もなく天パが発狂しながら車通りの激しい道へと走り出す
それら二人の理解の範疇にない行動に目をやりながら好青年の姿が消えたことに気付く

はっとしたも束の間に、車道に出た天パが手を振り上げていた
その瞬間に、ベクトルというか慣性の法則を無視するように車が音もなく総て止まる
止まって気付いたがどれ一つとして人が乗っていない
信号は赤になり、車も各々赤いランプを光らせる
いつの間にか地面が見えない密度まで車が増えている
もちろん天パ男も見えない
おおよそ、居たであろうポイントの見当しかつかない
半ばパニックな俺を他所に、車が爆発する
天パ男が元居たであろう場所から連鎖的に総て爆発する
爆風に煽られ、しかし熱さを感じず棒立ちになる
車道のみを惨状に変えた爆発は直ぐに収まった
歩道はなにも変わらない
ただ、車道は天パ男が無傷で立っている
そして車は総て消え、地割れを残していったのみである
その天パ男の無事を見るや心配の矛先が女に向く
好青年の安否は確認出来ぬままに俺は式場へ向かう

入ると右手に螺旋階段がある
ガラス性なのか中々足に響く階段である
暫く歩けば広い式場らしき場所に出る

料理も並び花束も飾られ華やかな雰囲気である
あくまで、装飾品の話
人の気配はまるでない

しかし下から足音が聞こえた
反射的に来た場所を戻る
そこには人間のシルエットを真っ白くした何かが立っていた
違和感以上にそれに戦慄を覚える
先に入っていたであろう例の女をお姫様抱っこしてるのだ
何がおかしいって女は真っ白なドレスに着替えている
そして心臓部分に果物ナイフ程度のナイフが刺さってる
真っ白なシルエットの顔の部分にどこからか口が開き一言

「お前が望む物だろ」

目が覚めた
体中から変な汗出まくってたのは言うまでもない
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