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迎えたくない…

引用元: 死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?244


ちと長くなるかも。なるべくはしょる。
親戚の家には仏壇が二つある。
向かって左がその家の亡くなったじーさんで、右が若くして亡くなったその甥のものだという。
ただ妙なことにお盆にお邪魔しても右側の仏壇は扉が閉まったまま。
なにより、嵩張るのになぜふたつ置いているのか気になったので、以前尋ねると親戚が話してくれた。

じーさんは消防勤務で活発な人だった。
人助けも大好きで余計なことにまで首を突っ込むような、ある意味人のよいお節介者だったらしい。
そのじーさんには可愛がっていた姪と甥がいて、よく近所の川に連れていっては遊んでやっていたそうだ。

上流に雨が降ったためか急に水嵩が上がって、姪が溺れかけた際には
自ら飛び込んで抱え、向こう岸に無事引き揚げた。
姪や家族が喜ぶ一方で、甥が自分もーとせがんだ。
じーさんは笑いながら、そんな時に居合わせたら甥も勿論助けるぞ、とアタマを撫でてやっていたという。

数年後、甥が川の淵に嵌った。
同行していたじーさんは、助けを呼ぼうと主張する姪を岸に置いて水に入り助けに向かったが、既に相当老いていた。
甥のもとにたどり着いたものの、しがみつく甥を支えきれず溺死。
甥は他の人たちの手によって救助された。
家族が甥の無事を喜ぶ一方、じーさんの死を悼んだが、甥は別段悲しむ様子もなかったという。

年齢が長けるにつれて盆の時期、お迎えをするのも甥はいやがるようになった。
親がそれを叱り付けると、じーさんは自分の力不足で勝手に死んだんだろ、と
啖呵を切る始末だったので、それからは甥は抜きでやるようになったが、
ほどなく甥は死んだらしい。
学校からの帰りが遅いので探しに出ると、川原で独り川面に向かって、いかにも愉しげに笑っていたという。
ひっぱたいても全く変わらず、ただケタケタと笑っているだけだったらしい。

入院してからは打って変わって表情を一切失い、食物も全く受け付けず半年ほどで身罷った。
しかしそれから、じーさんのと並べて安置してある甥の位牌が朝、倒れて畳に転がっていたり、仏間から何かを叩くような物音が頻繁にするようになったため、寺の坊主と相談の上で、仏壇を分けて安置するようになったという。

しかし何も盆の時期なんだし扉ぐらい開いてやったらいいじゃないかと言うと、
親戚はうっすら笑って、同じ時期に弟には線香は手向けたくない、と言った。
また、盆の時期がくる。生半可な墓地なんぞよりも、オレはあの家が怖い。
やっぱ長くなっちまったスマソ。
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