-へっどらいん-
~PICK UP!~
島田秀平「13階段」
お笑い芸人である島田秀平(仮に私)と後輩芸人が体験した話。
ある日私のもとに彼から電話がかかってきた。
後輩「島田さん。俺今度下北沢に引っ越すことにしたんですよ!」
私「へ?お前何でそんな所に住めんの?」
下北沢と言えば若者に人気で、家賃も高い土地である。
そんな所に貧乏人のそいつが何故住めるのか?
ある日私のもとに彼から電話がかかってきた。
後輩「島田さん。俺今度下北沢に引っ越すことにしたんですよ!」
私「へ?お前何でそんな所に住めんの?」
下北沢と言えば若者に人気で、家賃も高い土地である。
そんな所に貧乏人のそいつが何故住めるのか?
後輩「いやぁ、実はすっごく良い物件見つけちゃったんですよ!」
どうやらその物件は2階建てで外側に階段がある普通のアパートだが、駅から徒歩30分程度となかなか遠い。
それのどこが良い物件なのか?
後輩「いや何が良いかっていうとそのアパート、他の部屋は全部家賃10〜11万位なんですけど、その部屋だけ、なんと8200円なんですよ~!!」
はいヤバイ部屋決定。
そこで、不動産屋には所謂「曰く付き物件」について入居者には説明義務があることを知っている私は後輩に提案した。
俺も動向するから、明日不動産屋に行って話を聞こうと。
で翌日
私「この部屋絶対ヤバイですよね?」
不動産屋「はい、ヤバイです(苦笑)」
私「具体的に言うと?」
不動産屋が言うには、この1年で4人の人がその部屋に入ったらしいが、誰も2週間もたない。
内3人は2週間経つ前に夜逃げ同然の形で出ていき、残り1人は、、、
遺体で発見されたらしい。
しかも地上にいるのにも関わらず、何故か死因は窒息死、、、
完全にヤバイ部屋だが、話のネタになるかもと考えたらしい後輩は
「俺ここに住みますよ」
と結局そこに住むことにしてしまった。
そして引越し翌日
後輩から電話がきた。
やはりあの部屋はヤバイと言う。
何が起こったの聞いた私に後輩は語った、、、
昨日引越しが終わり、疲れて部屋で寝ていた彼は夜中パッと目が覚めた。
時計を見ると、2時22分。
その時、下の方から声が聞こえてきたらしい。
子供が大勢ではしゃいでいるような声、、、
何事かと彼が窓を開けて下を確認するとその声は止んだ。
しかし窓を閉めるとまた聞こえてくる。そして、、、
カツン、、、
と音がしたらしい。
それはヤバイねということで、もう一度二人で不動産屋に行き詳しく話を聞くことにした。
そこで聞いた話で、不動産業界では有名な話らしいのだが、
マンションやアパートの階段というのは基本14段になっているのだが、まれに13段の物件がある。
そして13段の階段を上ってすぐの部屋は間違いなくヤバイのだという。
そんな話を聞いた後、帰宅した後輩は入居二日目の夜を迎えた。
夜中に目が覚め、時計を見るとまた2時22分、、、
気持ち悪いなぁ
なんて思っていると、また子供のはしゃぐ声が聞こえ、それから
カツンカツン、、、
音が2回、、、
それで彼は気づいた。
あっ、これは階段を上ってきてる音だ、、、
ん?不動産屋の話では誰も2週間もたなかったと言っていた、、、
階段が13段で、2週間ということは、、、、
階段全部上って部屋に入ってきてしまう!
だから皆出て行ってしまったんだ!!
でも彼は馬鹿なんでその後もその部屋に住み続けた。
でいよいよ13日目、明日で2週間という日の夜、有り得ない事が起こったらしい。
それまではカツンカツンと階段を上る音だったのが、その日は違ったのだと。
明らかに大人数の大人が
ドドドドドッドドドドドッ
と階段を駆け上がったり、駆け下りたり、ドアを
ドーンドーンドーンドーンと叩きまくる。
そんなことが一晩中続いたらしい。
翌日、限界に達した彼が電話で私に泣きついてきた。
今日中に部屋を出るから引越しを手伝って欲しいと。
私は後輩連中を呼び集めて事情を話した
「神社でもどこでもいいから、御守り御札を買いあさってこい。
それを部屋中に貼り、明るい内に引越しを終わらせてしまおう。
総出でやれば絶対に速く終わるはずだ。」
昼から作業を開始したが、なかなか捗らず7時半位になってしまった。
もう辺りは暗い、、、
するといきなり部屋の電気が消えた!
部屋の中が真っ暗になり皆が焦りまくっている中、彼(部屋の主)が何やら呻き声を上げている。
何が起こっているのか、皆がパニックに陥るが、部屋の電気がどうしても点かない。
仕方なく全員で彼を部屋の外の電灯の所まで担いでいった。
「大丈夫かっ?大丈夫かっ!?」と皆問いかけるが
彼は相変わらず苦しそうに呻いているばかり、、
救急車を呼んだが、待っている間にも彼の顔色はみるみる悪くなっていく。
救急車が到着し彼は事なきを得たが、後で聞いた話で私は恐怖した。
あの時、呻き声を上げ苦しんでいた彼の喉には、
人力では不可能なほどに圧縮された御守り、皆で買ってきた御守りが詰まっていたそうだ。
私達がすぐに救急車を呼んだおかげで彼は助かったが、あの時私達が居なければ、、
彼は窒息死していたかもしれない、、、
引用元: ・http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1251109502/
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